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Google、I/O 2025で強化されたAI機能を備えたGemini 2.5を発表

GoogleはI/O 2025開発者会議にて、Gemini 2.5が今週より米国の検索にAIモードおよびAIオーバービューとして展開されることを発表しました。同社は、ユーザーが任意のトピックで練習用クイズを作成できるインタラクティブなクイズ機能も導入。今後数週間で、Google Maps、カレンダー、タスク、Keepと連携し、会話中に様々なアクションが可能となるGemini Liveのパーソナライズも進める予定です。
Google、I/O 2025で強化されたAI機能を備えたGemini 2.5を発表

Googleの年次開発者会議「I/O」では、AI分野における大きな進化が披露され、同社史上最もインテリジェントなモデルであるGemini 2.5が主役となりました。

今週より、Gemini 2.5が米国の検索にAIモードおよびAIオーバービューとして導入されます。また、ユーザーが「〇〇について練習用クイズを作って」とGeminiに依頼するだけで、任意のトピックに関するクイズを自動生成できる新しいインタラクティブなクイズ機能も発表されました。

このクイズ体験はインタラクティブで、ヒントや正誤の解説、さらに強みや今後学習が必要な分野をまとめた有益なサマリーも提供されます。

今後数週間で、GoogleはGemini Liveをさらにパーソナルなものに進化させます。Google Maps、カレンダー、タスク、KeepなどのGoogleアプリと連携し、会話中に予定を追加したり、場所の詳細を尋ねたりといったアクションが可能になります。ユーザーはGoogle Mapsから最新情報を取得でき、今後さらに多くのGoogleエコシステムとの連携が予定されています。これらのアプリ連携や情報は、アプリの設定からいつでも管理可能です。

また、Googleは新たなプレビュー版モデル「Gemini 2.5 Flash」も発表しました。これはコーディングや複雑な推論タスクで高いパフォーマンスを発揮し、スピードと効率性を重視したモデルです。2.5 FlashモデルはGeminiアプリで誰でも利用でき、6月初旬には開発者向けのGoogle AI Studioや企業向けのVertex AIにもアップデート版が提供され、その後2.5 Proも登場予定です。

2.5 Proモデルには「Deep Think」と呼ばれる実験的な強化推論モードが搭載され、高度な数学やコーディングにも対応します。Deep Thinkは新たな研究手法を用いて複数の仮説を検討した上で応答を生成し、現在最難関の数学ベンチマークの一つである2025 USAMOで高得点を獲得。競技レベルのコーディングベンチマーク「LiveCodeBench」でもトップの成績を収めています。

Gemini 2.5 Deep Thinkはリリース前に追加の安全性評価が行われ、Google AI Ultraサブスクライバー向けに提供される予定です。また、Googleは最先端機能への早期かつ最大限のアクセスが可能な新しい「Google AI Ultra」プラン(月額249.99ドル)も発表。米国で先行提供され、今後他国にも拡大予定。初回利用者には最初の3か月間50%オフの特典も用意されています。

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