NextGen Digital Platforms Inc.(CSE:NXT)(OTCQB:NXTDF)(FSE:Z12)は、ノンブローカード型プライベートプレイスメントの第3回目かつ最終トランシェを無事クローズし、AIインフラ事業加速に向けた重要な資金調達ラウンドを完了した。
カナダ・ニューブランズウィック州フレデリクトンを拠点とする同社は、2025年5月23日、1株あたり0.30ドルで2,468,032株の特別ワラントを発行し、最終トランシェで約74万410ドルを調達したと発表。これにより、5月8日および5月16日の先行トランシェと合わせ、総額約280万ドルの調達となった。
NextGenの主力事業である「Cloud AI Hosting」は、AIアプリケーション向けに特化したコンピューティングインフラを提供するプラットフォーム。サードパーティのAI開発者は、NextGenが保有する高性能GPU搭載ワークステーション群から、時間単位でコンピューティングパワーをレンタルできる。
NextGenの暫定CEO、アレクサンダー・チャン氏は「今回の資金調達は、当社のビジネス戦略と成長可能性に対する投資家の信頼の証です」とコメント。調達資金は、AIホスティング機能拡充に向けた企業開発、マーケティング、一般運転資金に充当する計画だ。
同社は以前、完全なクラウド型モデルへの移行も検討したが、物理的なGPUワークステーションを自社保有する方が経済的に優位と判断。2024年末以降、コンピューティングハードウェアの拡充を着実に進めており、各ワークステーションは稼働と同時に収益を生み出している。
AIインフラ事業に加え、NextGenは高級エレクトロニクスのECサイト「PCSections.com」を運営し、暗号資産投資商品も開発中。同社は「規制された公開ビークルを通じて、投資家に多様なデジタル資産バスケットへのエクスポージャーを提供し、暗号資産へのアクセスを民主化する」方針を掲げている。
また、2025年5月21日より3カ月間、Alpha Collective Inc.と新たなマーケティング契約を締結し、期間中のデジタルマーケティングサービス対価として4万5,000ドルを支払うことも発表した。